忍者ブログ
市民地質学者が地球に関連した話題を中心として様々な話題を提供するブログです.
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

593d6fe2.jpg
 太平洋で海洋調査に当たっている、我が研究室のH君より現地報告が入りました。



*****ここから******
実は私,海底火山の研究で今南鳥島の近くにいます.
具体的には“しんかい6500”に乗って,潜水調査をしています.
と言っても私は乗れないので,船の上から送られてくる映像でその様子を見ています.
調査は主に写真や動画の撮影と岩石のサンプリングです.

私は原形をとどめてない,とても古い海底火山の研究を行っています.
今回は原形をとどめている,海底火山を実際に見ることが出来るので,毎日がワクワクの日々です.

潜航調査は合計9回行われました.
そのうちの多くの海山がマンガンに覆われてしまっているのですが,2回マンガンに覆われていない海山を見ることが出来ました.
その海山の表面には枕状溶岩やそれらが破砕された岩片がたくさん見られ,枕状溶岩にはたくさんの構造が残っていました.

下船後は,映像やサンプルからその海山の形成や枕状溶岩を研究する予定です.
 

拍手[1回]

PR
25e54eb4.jpg









松岡正剛の「千夜千冊」で,レヴィ=ストロースの「悲しき熱帯」の書評を読んだ.
www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0317.html

大学に入りたてのころ講談社文庫で「悲しき南回帰線」という題名で出ていたものを読み,後に川田順造訳の「悲しき熱帯」を読んだのを思い出した.
理科系の私にとって,頭が痺れてしまうようではありながら,どこか惹かれた本であった.

レヴィ=ストロースが神話研究を通して発見した方法が「ブリコラージュ」.
ブリコラージュとは,異質の断片を集めておいて,それらの相互関係を有機的に結びつけることにより,そこに「構造」が生まれるということであるらしい.
最初から全体の設計図があってもなくても,ブリコラージュは可能で,うまくいくと新しい体系が生み出される.

ジオ,文化,歴史を統合するジオパーク構想の進め方は,まさにこれではないか!!
さっそく「悲しき熱帯」,センチメンタルジャーニー読書開始だ!

拍手[1回]

 
「日本列島ジオサイト地質百選Ⅱ」が出版されました.
茨城県北ジオパーク関係では,「袋田の滝」と「五浦海岸」が紹介されています.
他の地域と比べてもひけはとりません!
ぜひ,ご覧ください.

茨城県北ジオパークについても,全国的な注目を確実にあつめ初めています.
来年度の日本ジオパークネットワークの認可に向けて,実践を重ねていきたいと思います.
大学と自治体との強い連携のもとに力強くすすんでいきたいものです.

拍手[0回]

 
第1章「公教育が借金地獄に変わる」を読んで衝撃を受ける.
これが本当ならば,アメリカの大学教育は大変な事態になっている.

州立大学は,激しい生き残り競争の結果,学費の大幅な値上げと教育の質の低下がもたらされているという.
アイビーリーグの一人勝ちの状態が一層顕著になっている.

大学は生き残りをかけて,地名度の高い看板教授を高い報酬で採用する.
その結果,教員数とプログラムが縮小される事態も発生しているという.
これは,正に主客転倒であろう.

強い者がより強く,弱い者はより弱くなるというのもアメリカ的な感じがする.

日本の大学のあり方を考える際に,注意深く分析すべきであろう.
国家にとって,何が本当の利益をもたらすのか?
国民にとって,何が本当に利益をもたらすのか?
根底から考える必要があると思う.

拍手[0回]

cfeea2c5.jpg








写真は,シンポジウムの会場の様子です.
200名入る部屋が満杯になり,立ち見まででました.
何人かは,部屋に入れなかったようです.

昨年もそれなりの盛況でしたが,これほど盛り上がるとは予想していませんでした.
ジオパークに対する関心が,いかに高いかを示すものです.

私は,茨城大学のジオパークへの取組について,学生の活動も含めて話しました.
ポイントは,次の3点でした.

①大学と地域の密接な連携が必須である
②大学と地域とで役割を分担して,それぞれが得意な分野を展開すること
③学生の活動は,教育という観点からも極めて有効であること

現在世界ジオパークネットワーク(GGN)に認定されている地域から,現地視察の際に指摘された点についての報告がありました.
いくつかの項目の内,地域振興をどのようにしているかという点について質問があったとの報告が大変気になりました.
私は,ジオパーク設置の最も重要な部分が地域振興だと考えていますので,我が意を得たりという感想を持ちました.

茨城県北ジオパークもいよいよ,離陸の時です.
関係者一同,力を合わせて一気に離陸したいと思います.

******

1e1424ea.jpg








学生のポスターによるプロジェクト報告も,大変評判が良く,コアタイムには数十名の方が訪れたました.

このポスター見た方が,わざわざ私のところに感想を言ってきました.
説明に当たっていたNさんのことです.

「高校生の時に地学が大好きで,もともと文系だったのだけれど,数学を勉強して理学部に入って,ジオパークの勉強をしているということを聞いて,関心した」
「子供達に地球のことを教えてあげたいと,生き生きと語っているのには感動した」

人に感動を与えられたということはすばらしいことです!
見る人は見ています.

******
我が研究室OBのMさんも,山陰海岸ジオパークで頑張っていました.
期待しています.

dd4ffae1.jpg









拍手[0回]

カレンダー
03 2026/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30
フリーエリア
最新コメント
[12/18 J.H]
[10/21 J.H]
[08/10 asM]
[06/29 幸田商店]
[04/16 鈴木]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
天野一男
性別:
男性
自己紹介:
☆茨城大学名誉教授
☆東京大学空間情報科学研究センター・客員研究員
☆日本大学文理学部自然科学研究所・上席研究員
☆一般社団法人日本地質学会理事,ジオパーク支援委員会・委員長, 
 技術者教育委員会・委員長
☆茨城県北ジオパーク推進協議会顧問
バーコード
ブログ内検索
P R
アクセス解析
カウンター

Copyright © [ ジオフォーラム2010 ] All rights reserved.
Special Template : 忍者ブログ de テンプレート and ブログアクセスアップ
Special Thanks : 忍者ブログ
Commercial message : [PR]