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5月14日朝日新聞夕刊の記事。
”原発無人ロボ」東電「いらぬ」”を読み、目が点になってしまった。
このところ原発事故処理に外国から無人ロボットを借りてきて対応しているという話を聞いて、ロボット研究では世界をリードしていたはずの日本が、こんな単純なロボットを作れないわけがないと思って不思議だった。
実は、JCO事故後、30億円の補正予算を組んで、2001年にはロボットは開発されていた。
電力会社の幹部などで構成された実用化評価検討委員会でリジェクトされたのだという。
開発された6台のロボットは廃棄処分された!!!
愕然とせざるを得ない。
このようなことを繰り返していると、技術に対する、社会の信頼は急激に失われてしまう。
近年、大学のカリキュラムを構成するで「技術者倫理」や「科学者倫理」の必要といわれるようないなった。
ただ、まだまだ付け足し的な科目な感じは否めない。
3.11以降、技術者、科学者、技術教育、科学教育に対する、世間の目は厳しくなっている。
今こそ、市民の信頼を裏切ってはならないと思う。
自分も含めて、技術・科学の関係者は襟をたださなければならない。
今日は、池袋の近くに用事があり、でかけました。
池袋駅の人混みに圧倒されてしまいました。
人をさりげなくよけながら歩くということが、スムースにできなくなっているんです。
同時にここで地震が起こったらどうなるのかと考え、ゾッとしました。
関東大震災型の地震(プレート境界地震)は、当面起こらないとされていますが、首都直下型の地震はいつ起こっても不思議では無いと言われています。
考えると恐ろしいので、なるべく考えないようにしているのですが、それではダメですね。
先日、京大のK先生が書いていました。
東京に来る時には、食料(カロリーメイト)、水(500cc)、ペンライトを必ず持参するとのこと。
地下にいる時に地震にあった場合、ペンライトは必須。
私も同感。
まずは自力で命を守れという主旨だったと思います。
私も今後は東京に行く時には、心して準備したいと考えています。
高校生をはじめ地域の方々に,科学技術に親しんでいただくためのイベントです.
私は,「地学から見た東日本大震災」という講演をしました.
高校生中心に数十人の方に聞いていただけました.
自然災害から身をまもるためには,私達の足下の自然(ジオ)に対する確かな知識を持つことが大切だということを,伝えました.
特に,日本列島が4枚のプレートのせめぎ合うところに位置する変動帯であることを強調しました.
高等学校での地学履修者が,4%に過ぎないことは,とんでもないことと思っています.
高校において,「地学」を必修にすることが必要と考えています.
地学の知識は,自然災害から身を守って生き残るための最低限の知識であり,日本人にとって必要不可欠な知識のはずです.
これからは,あらゆる機会を捉えて,このことを訴え続けるつもりです.
写真は,「今年もやります!身近な道具で噴火体験」で使っていた,かわいらしい火山模型です.
これが噴火するんです.
3月11日の震災で、研究室がひっくり返った時に、オリベッティーのタイプライターがころがり出てきたことを前に書いた。
ところで、この写真は、震災の時に本の下敷きになって液晶が割れてしまって壊れた電子辞書。
妻がゴミ箱に捨ててあったのを最近発見した。
ごく初期の電子辞書だが、私にとっては思い出の品。
10年前にロンドンのピカデリーサーカス近くの雑貨屋で購入した。
アルバイトらしい女の子に進められて購入。
イギリス滞在中はずっと使っていた。
広辞苑と英和、和英だけが入ったシンプルな辞書だったが、大活躍してくれた。
当時、電子辞書なんておもちゃみたいなものだとバカにしていたが、これは実用的だった。
それ以後、いくつか電子辞書は買い換えて使っているが、これは捨てがたくて、時々出して見ていた。
思い出のいっぱい詰まった辞書だが、思い切って廃棄処分!
時は流れていく。
私も年をとる!!
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☆東京大学空間情報科学研究センター・客員研究員
☆日本大学文理学部自然科学研究所・上席研究員
☆一般社団法人日本地質学会理事,ジオパーク支援委員会・委員長,
技術者教育委員会・委員長
☆茨城県北ジオパーク推進協議会顧問