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あの悲惨な事故は、1985年8月12日のことだった。
当時、我々の研究室では南部フォッサマグナを研究のターゲットにしていた。
山梨県の大月付近にも、学生が卒業研究で地質調査に入っていた。
その学生が、事故後に、なんでこんな低いところをジャンボが飛んでいるんだと思ったと語っていたことを思いだした。
かなり昔のことで、記憶は定かでないが、こんな主旨のことをいっていたと思う。
今、あらためて日本航空123便の飛行経路を見ると、大月上空で360度回転している。
この大事故と我々との接点があったことをこの本を読んで思い出している。
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ところで、主人公の山友達のことば、「降りるために登るんさ」。
今の私の気持ちに引っかかる。
一昨日、また知人の訃報が入った。
ほぼ同世代の大学の先輩。
病気がちな体をかばいながら、技術者として力いっぱい走りきったとんだなと思う。
ご冥福をお祈りしたい。
指宿市宮ヶ浜自治公民館長上野氏の案内で、「丸十金物百貨店兼主屋」を訪ねました。
明治初年に創業の「スーパーマーケット」。
レトロな感じに時を忘れました。
ご主人からプレゼントしていただいたのが写真の文庫本。
昭和41年発行の旺文社「高二時代」12月号の第3付録の青春文庫(96ページ)!
私の青春時代の本!!
収録作品は、「初恋」(ヴィクトル・ローゾフ)、「青春」(菅谷正彦)、「川を詩人」(ウィリアム・サローヤン)。
指宿からの帰りで、思わず読んでしまいました。
表紙裏にセーラー服のお下げ髪の少女と学生服姿の高校生の写真の下をに次の文章を発見!
『僕は元気な人間が好きです。
元気な人間というのは、生生した人間というのは、生長している人間です。
生長している人間というのは精神が充実している人間です。
内から生命の泉がほとばしりでているものです。(武者小路実篤)
誰からも好かれる人間こそ、青春時代に形つくられるといってもいいでしょう。』
こんなこと、私は学生に言ったことは無いゾ!
高校生のころにも考えたこと無いゾ!
もっとひねくれていたような気がします。
還暦を超えた今頃になって、上のことばが妙に新鮮に感じられます。
歳をとって素直になってきたのでしょうか?
最近,モーツアルトにこっている。
聞いていて気持ちが良くなる曲がいくつもある。
そんな訳で,大昔に読んだ小林秀雄の「モーツアルト」を文庫本で読み直してみた。
初めて読んだ時(私の青春まっただ中),ご多分にもれず,小林が道頓堀の雑踏の中で,ト短調シンフォニーのテーマが頭の中で鳴ったという所にいたく感動した。
「大阪の街は,ネオンサインとジャズとで充満し,低劣な流行小歌は,電波の様に夜空を走り,・・・・・」
今の私は,これにはついていけない。
たまたま高橋悠治の『小林秀雄「モーツアルト」読書ノート』を読む。
厳しい批判。
『小林秀雄は作品に対することをさけ,感動の出会いを演出する。その出会いは,センチメンタルな「言い方」にすぎないし,対象とは何のかかわりもない。』
この後には,もっと強烈な批判が続く。
でも,日本の知性を代表すると言われた小林(我々の世代は,現代国語の入試で小林の文章には悩まされた)に対する,このラジカルな批判。
感動するとともに,この高橋の文章にたいしては,いわゆる文化人からの批判もあるだろうなと思った。
ドリク・ストウ先生の8冊目の本が出版されました。
今回はテーチス海の話です。
分かり易い英語で書かれています。
一般向けの普及書です。
大学の外書講読などのテキストには最適だと思います。
なお、下記でドリク先生自らが、この本について語っています。
学生諸君は英会話の勉強のつもりで聞いてみてください。
www.meettheauthor.co.uk/bookbites/1891.html
内容:
1. Tethys the Sea Goddess
2. Pangaea the Supercontinent and the Birth of Tethys
3. Extinction, Evolution and the Great Cycles of Life
4. Tethyan Fecundity in the Jurassic Seas
5. Black Death to Black Gold
6. The Greatest Foof of All Time: Rise and Fall of the Sea
7. End of an Era: The Debate Continues
8. Portrait of the Tethys Seaway
9. Closing Ocean, Rising Mountain
10. Death Throes of an Ocean
11. Epilogue: Perspective on the Future
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☆東京大学空間情報科学研究センター・客員研究員
☆日本大学文理学部自然科学研究所・上席研究員
☆一般社団法人日本地質学会理事,ジオパーク支援委員会・委員長,
技術者教育委員会・委員長
☆茨城県北ジオパーク推進協議会顧問