市民地質学者が地球に関連した話題を中心として様々な話題を提供するブログです.
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ドイツのギムナジウムのクリスマスのことを書いた子供向けの本.
こんな学校があったらいいな・・・
こんな先生がいたらいいな・・・
こんな生徒がいたらいいな・・・
こんな著者の気持ちがいっぱいつたわってくるステキな本である.
でも,今の大人の心にぐさりと刺さる言葉がところどころに書いてある.
特に昨年の3.11以降には,これらの言葉はいたい.
『かしこさをともなわない勇気は乱暴でしかないし,勇気をともなわないかしこさは屁のようなものなんだよ!世界の歴史には,かしこくない人々が勇気をもち,かしこい人びとが臆病だった時代がいくらもあった.これは正しいことではなかった.』
屁をしているだけの学者にはなりたくない.
『平和を乱すことがなされたら,それをした者だけでなく,止めなかった者にも責任はある.』
本当だね.
でも.止めるのには相当な勇気が必要だ.
『なにがたいせつかということに思いをめぐらす時間をもつ人間が,もっとふえるといいということだ.金も地位も,名声も,しょせん子どもじみたことだ.おもちゃだ.それ以上じゃない.ほんもののおとななら,そんなことは意にに介さないはずだ.』
年を取るだけでは,本物の大人にはなれないね.
*****
私の好きなところ.
『「飛ぶ教室」号は北極におりたつ.みんなは,雪の中からつきだした地軸を見物し,地球が極地でもたいらなのを,自分の目でたしかめる.』
宮沢賢治的だな・・・
今から80年近く前に書かれた本だが,今よんでもほんのりしたり,ドキドキしたりすること請け合い.
ぜひ,ご一読を.
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HN:
天野一男
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性別:
男性
自己紹介:
☆茨城大学名誉教授
☆東京大学空間情報科学研究センター・客員研究員
☆日本大学文理学部自然科学研究所・上席研究員
☆一般社団法人日本地質学会理事,ジオパーク支援委員会・委員長,
技術者教育委員会・委員長
☆茨城県北ジオパーク推進協議会顧問
☆東京大学空間情報科学研究センター・客員研究員
☆日本大学文理学部自然科学研究所・上席研究員
☆一般社団法人日本地質学会理事,ジオパーク支援委員会・委員長,
技術者教育委員会・委員長
☆茨城県北ジオパーク推進協議会顧問
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