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茨城県の平磯海岸でひろった,穿孔貝による穴が沢山あいている砂岩である.
この穴に息を上手く吹き込んでやると音がでる.
私は,この種の岩石を見つけると,必ず吹いてみる.
吹く度に,古代人の石笛というのは,こんなものだったかもしれないと思っていた.
最近読んだ本に面白いことが書いてあった.
縄文時代の石笛には穴が2つしかなく,2つの音だけがでるのだそうだ.
そして,その音の間隔は4度になっている.
この4度の音程が,世界の民族音楽の音階の柱となっている.
マーラーの交響曲1番のモチーフがこの4度の音階だとのこと.
第一番のユニークさが,ここにあるという.
ところで,この交響曲の中では郭公も,4度の音程差で鳴いている.
ちなみに,ベートーベンの田園では,郭公は3度で鳴いている.
こんな話も,ジオサイトでの説明に加えられれば面白いかもしれない.
参考文献:柴田南雄(1984)グスタフ・マーラー.岩波新書,208pp.
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自己紹介:
☆茨城大学名誉教授
☆東京大学空間情報科学研究センター・客員研究員
☆日本大学文理学部自然科学研究所・上席研究員
☆一般社団法人日本地質学会理事,ジオパーク支援委員会・委員長,
技術者教育委員会・委員長
☆茨城県北ジオパーク推進協議会顧問
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