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はじめまして,天野研究室D3の松原です.先日世界ジオパークのひとつ,糸魚川ジオパークに行ってきました!と言うことで簡単に訪問の様子をお伝えします.
糸魚川ジオパークは「ジオパーク」と言う名が浸透し始めるずっと前からジオパーク運動を行ってきた“元祖ジオパーク”的な,日本におけるジオパークの聖地とも言える場所です.そして日本人なら誰もがあこがれる冬の日本海!
では早速.まずは親不知ジオサイトへ.親不知はかつて交通,そして鉄道の難所であったと言う話を小学生のとき聞いて以来,ずっと憧れていた地です.まずは荒々しい海岸線を見て思わずため息.美しい・・・.
昔の旅人は,この海岸を波のタイミングを図りながら行き来したと言う・・・いや,私には無理です.
道の駅 親不知ピアパークに行くと・・・ありました.親不知ジオサイトの看板です.
なんとこの看板,実物の石がはめ込んであり,海岸で翡翠探しをするときの大きな味方になってくれます.
ナイスアイデア!これは茨城県北ジオサイトでも採用かな.で,見本を頼りに海岸線を翡翠探し.それっぽいのをいくつか観察して満足し,フォッサマグナミュージアムへ.
糸魚川市街に入るとあちこちに「世界ジオパークのまち糸魚川」ののぼりが.
市全体が盛りあがっています!
フォッサマグナミュージアムはとってもお洒落で近代的.地学マニア以外でも楽しめます.デートコースとしてもばっちり!(http://www.city.itoigawa.niigata.jp/fmm/)
館内を見て回っていると・・・なになに24ジオサイトのライスボウル?
ちょうど昼飯時.その中の一つを食べてみることに.
漁師の寿司屋 漁場 傳兵さんの海谷渓谷ジオサイト丼ぶり「漁師の海鮮丼」です.
見てください.このボリューム!鰤なんか身の厚さが2cm近くあるんじゃないかって凄さ!そしてうまい!これで満足しない人はいないでしょう!当然私は大満足!
そしてさらに驚いたのが,店主さんや店員さん,お客さんが普通にジオパークを話題に話をしていたこと.市民の皆さんにここまでジオパークが浸透しているとは!皆さんの郷土愛を感じさせていただきました.
さてさて,お腹も一杯になったところでもう一つの目的,ジオ鉄だ!と言うことで姫川渓谷ジオサイトへ.
実は,姫川渓谷ジオサイトを走る大糸線では,どことなく郷愁を誘い多くの人から愛された勾配区間用2エンジン気動車のキハ52が現役で運転しています.しかし,経年から来る老朽化のため平成22年3月13日を最後に引退することになってしまいました.というわけで,その勇姿を目に焼き付けるぞ!ついでに写真も撮るぞ!と勇んで南下.数名の鉄道ファンとともに待っていると・・・来ました!姫川渓谷にかかる橋を渡るキハ52.
何も言葉が出てきません.これもジオパークの楽しみ方の一つです.
ちなみに,茨城県北にはひたちなか海浜鉄道があります.ここではキハ2000形やキハ20型,キハ22型等の貴重な車両が現役で運行しております(http://www.hitachinaka-rail.co.jp/).これら車両に乗って太古の地層「白亜紀層」を訪れるなんてのも乙なものじゃないでしょうか.
地質観光まっぷのダウンロードはこちらから(http://sites.google.com/site/geonavipj/map).
以上駆け足でしたが糸魚川ジオパーク探訪の報告でした.
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☆東京大学空間情報科学研究センター・客員研究員
☆日本大学文理学部自然科学研究所・上席研究員
☆一般社団法人日本地質学会理事,ジオパーク支援委員会・委員長,
技術者教育委員会・委員長
☆茨城県北ジオパーク推進協議会顧問