市民地質学者が地球に関連した話題を中心として様々な話題を提供するブログです.
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今年も後1日。
年をとると時間があっという間に過ぎてしまうような気がする。
今年も、忙しがってひたすら駆け回っている内に、大晦日を迎えてしまいそうだ。
来年は、初心に戻って、体制を立て直さなければと思う。
先日、「学長特別講義」のタイトの問い合わせがあった。
学長はじめ、学部長、評議員などが新入生に、学問の楽しさを伝える目的の講義だという。
私の講演題目は、「地球を考える」としました。
我々人類は、46億年の歴史を持った地球の上に存在しているということを意識した講義をしたいと思っている。
でも、冷静に考えるとたった90分でこんな内容無理かなとも思う。
いずれにしても、自分が地質学を始めた頃のドキドキ、ワクワクした気持ちを新入生に伝えられるような話がしたいものだ。
最近、「ジオダイバーシティー」という言葉を聞くようになった。
「バイオダイバーシティー」は、かなり広く知られているが、それに比べるとまだまだ認知度は低い。
先日、京都で「ジオ多様性研究会」が、来年1月中旬に発足するとのニュースが入った。
よいタイミングだと思う。
プレートテクトニクスというグローバルな仕組みの上で、地球上のそれぞれの地域の特徴を捉えていくことは極めて重要になってきている。
単に学術的な観点からだけでなく、資源問題、環境問題、自然災害などに的確に対応していくためにも必要な観点と考える。
また、文化や歴史を考える上でも重要と思う。
今日の地質学(ジオ)の重要な課題は、人類の発展にどう寄与できるかである。
この課題を解くためにも「ジオダイバーシティー」の概念は極めて重要である。
今年の大学院の講義「地球環境システム論Ⅱ」で1時間ジオダイバーシティーをテーマに話した。
本来は、このテーマだけで講義1本分かと思う。
勉強して深めたいと考えている。
![b4b3e585.jpg](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/e01f1cd4d5e30f0e5c2a5365e83340a4/1291945678?w=112&h=150)
袋田の滝の売店で見つけた「炭」。
枕状溶岩の様である。
「バイオダイバーシティー」は、かなり広く知られているが、それに比べるとまだまだ認知度は低い。
先日、京都で「ジオ多様性研究会」が、来年1月中旬に発足するとのニュースが入った。
よいタイミングだと思う。
プレートテクトニクスというグローバルな仕組みの上で、地球上のそれぞれの地域の特徴を捉えていくことは極めて重要になってきている。
単に学術的な観点からだけでなく、資源問題、環境問題、自然災害などに的確に対応していくためにも必要な観点と考える。
また、文化や歴史を考える上でも重要と思う。
今日の地質学(ジオ)の重要な課題は、人類の発展にどう寄与できるかである。
この課題を解くためにも「ジオダイバーシティー」の概念は極めて重要である。
今年の大学院の講義「地球環境システム論Ⅱ」で1時間ジオダイバーシティーをテーマに話した。
本来は、このテーマだけで講義1本分かと思う。
勉強して深めたいと考えている。
袋田の滝の売店で見つけた「炭」。
枕状溶岩の様である。
11月29日から12月3日まで4泊5日の大巡検を実施した。
場所は,富士山周辺の南部フォッサマグナ,テーマは「島弧−島弧衝突帯の謎を解く」。
参加者は,総勢31名。
南部フォッサマグナは島弧と島弧が衝突している世界でもまれな地域である。
天野研究室では,その謎を解くために過去20年以上にわたって調査・研究を展開してきた。
今回の巡検は,その成果を現地で学んでもらうためのものである。
フィールドに拘って展開した研究成果を味わってもらえただろうか?
本気で全てをみてもらうとしたら3週間以上は必要かもしれない。
短い期間ではあったが,島弧−島弧衝突テクトニクスの醍醐味を少しでも感じてもらえたら幸いである。
TAのH君には綿密な計画と現地でのリードしていただいた。
おかげ様で,安全にかつ効率的に巡検を実施できた。
こころから感謝したい。
なお,写真は北西方向から見えた富士山。
TAのWさん提供。
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HN:
天野一男
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性別:
男性
自己紹介:
☆茨城大学名誉教授
☆東京大学空間情報科学研究センター・客員研究員
☆日本大学文理学部自然科学研究所・上席研究員
☆一般社団法人日本地質学会理事,ジオパーク支援委員会・委員長,
技術者教育委員会・委員長
☆茨城県北ジオパーク推進協議会顧問
☆東京大学空間情報科学研究センター・客員研究員
☆日本大学文理学部自然科学研究所・上席研究員
☆一般社団法人日本地質学会理事,ジオパーク支援委員会・委員長,
技術者教育委員会・委員長
☆茨城県北ジオパーク推進協議会顧問
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