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この地域での津波が微地形に影響されて,その到達の高さが倍以上違っていて,その結果六角堂が流失してしまったという話をしました.
午後2時40分すぎの全国ニュース,夕方と夜には地域ニュースとして流されました.
北茨城も今回の震災では大きな被害を受けていますが,マスコミでは報道されることが少なかったと思います.
これで,被害の一端を全国の方に知っていただけたと思います.
その帰途,茨城県北ジオパークの目玉ジオサイトである,平磯海岸を見てきました.
先日設置した看板が,人けの無い海岸にひっそりとたっていました.
何かけなげですね!
その先の平磯漁港に向かう道は,液状化でボロボロになっていました.
ここにも人けはありません.
この他にも,県北地域に看板は6基立っています.
その内に活躍の場がでてくるまで,ジッと待っていなさいと言い聞かせました.
これは,自分自身にも言い聞かせていたのですが・・・
茨城県北ジオパーク構想が、日本ジオパークネットワーク(JGN)への会員登録の申請をします。
2年前に決起集会を開いて以来、2年間準備してきまました。
申請書作成中に東日本大震災が勃発し、今年の申請はあきらめようかとも思っていました。
推進協議会副会長の草間高萩市長の「こんな時だからこそ頑張りましょう!」という言葉に励まされて、申請書を完成させました。
茨城県北地域もこの震災では大きな被害を被っています。
復興に向けた活動を続けながら、将来も見つめた行動を開始することも必要だと改めて思っています。
原発の先行きもまだはっきりせず、県北地域も風評被害に悩まされています。
これらとなんとか吹き飛ばす道を探りたい。
ジオパーク事業は、そのための小さな一つの試みになると思います。
火を消さないようにして、そだてて行きたいものです。
今震災でも分かるように、自然災害はジオによって大きく左右されます。
自然災害から身を守ることを学ぶのもジオパークの重要な課題です。
すでに、「日本ジオパークネットワーク防災啓発有志の会」が活動を開始しました。
最初のテーマは「津波」です。
www.geopark.jp/about/datacenter/index.html
茨城県北ジオパークでも、ジオツアーの目玉の一つであった六角堂が津波で流失してしましました。
茨城大学の地質災害調査班では、この様子をジオの観点から詳しく調べました。
六角堂の流出とういう現象を科学の目でみることもジオパークの活動です。
左が現在、右が流失前
(細井氏提供)
楽しさが伝わってくるすごく良い報告だと思いました。
学生、インタープルターが皆で盛り上げているのがすばらしいと思います。
茨城県北ジオパークのジオツアーも、だんだん明るくなってきました。
ジオパークを成功させるためには、草の根的な盛り上がりが必要不可欠です。
茨城県北ジオパークの実現までは、まだまだ解決しなければならない課題が山積みしていますが、この報告を見て、私も頑張らなくてはとあらためて決意した次第です。
和猫さんありがとう!
kazuneko1.blog14.fc2.com/blog-entry-1409.html
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☆東京大学空間情報科学研究センター・客員研究員
☆日本大学文理学部自然科学研究所・上席研究員
☆一般社団法人日本地質学会理事,ジオパーク支援委員会・委員長,
技術者教育委員会・委員長
☆茨城県北ジオパーク推進協議会顧問