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市民地質学者が地球に関連した話題を中心として様々な話題を提供するブログです.
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待望の本が出版されました。
ジオパーク事業を展開する場合、マネジメントは必須の事柄です。
日本全体を眺めてみると、この部分に問題がある場合が多いことも事実です。

理学部で教育・研究を展開してきた私のもっとも不得意分野です。
しかし、ジオパークを推進しようと考えたとたん、真剣に取り組むべき分野になりました。

著者の高知工科大学の永野正展先生には、茨城大学で特別講演をしていただいたことがあります。
理念だけではジオパークは成立しえないことを主張されていたことが強く記憶に残っています。

ジオパークの話をすると、多くの方は賛成します。
しかし、具体的な話になると必ずしも賛成ではなくなります。
いわゆる「総論賛成、各論反対」という典型的なパターンです。

この原因の大きなものの一つにマネジメントへの理解不足があげられると思います。

なにはともあれ、まずは勉強です!!

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土曜日の公開授業の後、卒業生のK君、I君、学生プロジェクトのH君と茨城県北ジオパークについて意見交換。

K君の指摘。
茨城県北ジオパークもマーケティングについて戦略を練る必要がある。

鋭い指摘です。
1日も早く、マーケティング戦略を推進協議会として立てる必要があります。
全ての人の知恵を集めて、戦略を立てるつもりです。

応援頂ける方々からのご助言やご提案もお待ちしています。
 

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土曜日(7月24日)11:00~11:45に、オープンキャンパスでの公開授業をしました。
表題は、「豊かな自然を活かした公園作り-茨城県におけるジオパークの可能性-」。
聴講者は38名で、他に比べて少なめでしたが、一生懸命聞いてもらえました。

授業の始めに、ジオパークという言葉を聞いたことがある人と問いました。
その結果は、2名。
ジオパークは、まだまだ知られていません。

聴講者は、まったく初めて聞く話で少しとまどっていたような感じがしました。
自分では、かなりかみ砕いた説明をしたつもりでしたが、もっと分かりやすくする必要があったかなというのが反省です。

ただ、授業終了後に2人の高校生から質問がありました。
「ジオパークは、教科書のどこを勉強すれば良いんですか?」
エッ?と思ったのですが、ほとんどの高校では地学を開講していないのだから、地学の教科書に載っていると考えても不思議では無いんです。

教科書には載っていないんだよ。
インターネットなんかを使って調べてみるといろいろおもしろいことが分かるよ。
と応えました。
また、「教科書に載っていないからこそ、おもしろいんだよ」とも付け加えておきました。

高校生や中学生向きのキャンペーンやジオツアーも真剣に考えて見る必要があると痛感しました。
社会の次の担い手達にもぜひ理解してもらい、協力者になってもらう必要があります。

資料配付など協力頂いた大学院のH君、ありがとう。
 

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茨城県北大子町上小川の滝倉林道で、毎年この時期(今年は7月17日~7月19日)に「地質調査演習」を実施しています。
1年生を対象とした、野外調査の基礎訓練です。
今年は、富山大学の学生さん2名を含む40名が参加しました。
猛暑の中、皆さん本当に頑張りました。
お疲れさま。

この実習に行くときの一つの楽しみが、ここに咲いている「合歓の花」(写真)です。
一年ぶりにここでこの花を見ると、今年も元気に咲いているねと言いたいような気持ちになります。

合歓の花といえば、芭蕉の下の句が有名です。
「象潟や雨に西施がねぶの花」
芭蕉が訪れた時には、島々の浮かぶラグーンで、東の松島に対抗する景勝地でした。
その後、1804年の地震で陸化しました。
芭蕉の見た象潟は無くなりました。

文学とジオとの興味深い関係があります。
私は、何年か前に象潟を訪ねましたが、現在の風景から芭蕉が見た当時の風景を思い浮かべるにはには相当な想像力が必要でした。
芭蕉の句の中だけに記録されたジオですね・・・

ところで、理学部の会議室の前には合歓の木があって、毎年、この時期には花を楽しんでいたのですが、建物の改修に伴って伐採されてしまいました。
残念でした。

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8月3日「放射線夏の学校」で特別講演をすることになりました.
題名は「ひたちの国自然探訪-日本列島誕生ミラクル物語-」です.
茨城県北ジオパークの見所について話そうと思っています.
まったく,ジオとは違う分野の研究や仕事をしている方が対象です.

原子力とジオとの関係は深いものがあります.
そして,放射性廃棄物の地層処分や原発の立地など結構シビアな問題を含んでいます.
ジオに関わる者も真剣に取り組むことが必要です.

でも,今回は,きらくに自然を楽しむためのヒントになるような話をしたいと思っています.
原子力の専門家に,まずはジオに親しんでもらうことも重要かと考えるからです.
こんなことがきっかけになって,原子力に携わる若者がジオに関心を持って貰いたいと願っています.

講演の題名は,茨城県北ジオパークのキャッチフレーズとして私が考えたものです.
でも,周りの皆さんからはいろいろご批判を頂いています.
時間をかけて,磨き上げていきたいと思っていますので,いい案があったらお伝えください.

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プロフィール
HN:
天野一男
性別:
男性
自己紹介:
☆茨城大学名誉教授
☆東京大学空間情報科学研究センター・客員研究員
☆日本大学文理学部自然科学研究所・上席研究員
☆一般社団法人日本地質学会理事,ジオパーク支援委員会・委員長, 
 技術者教育委員会・委員長
☆茨城県北ジオパーク推進協議会顧問
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