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最近,モーツアルトにこっている。
聞いていて気持ちが良くなる曲がいくつもある。

そんな訳で,大昔に読んだ小林秀雄の「モーツアルト」を文庫本で読み直してみた。
初めて読んだ時(私の青春まっただ中),ご多分にもれず,小林が道頓堀の雑踏の中で,ト短調シンフォニーのテーマが頭の中で鳴ったという所にいたく感動した。

 でも,今の私は,小林論文のサビとも言うべきこの部分に強い違和感を感じる。
「大阪の街は,ネオンサインとジャズとで充満し,低劣な流行小歌は,電波の様に夜空を走り,・・・・・」
今の私は,これにはついていけない。

たまたま高橋悠治の『小林秀雄「モーツアルト」読書ノート』を読む。
厳しい批判。
『小林秀雄は作品に対することをさけ,感動の出会いを演出する。その出会いは,センチメンタルな「言い方」にすぎないし,対象とは何のかかわりもない。』
この後には,もっと強烈な批判が続く。

 目から鱗であった。

でも,日本の知性を代表すると言われた小林(我々の世代は,現代国語の入試で小林の文章には悩まされた)に対する,このラジカルな批判。
感動するとともに,この高橋の文章にたいしては,いわゆる文化人からの批判もあるだろうなと思った。

 私も「凡人をからかう天才」の小林にからかわれていたのかな?

 科学の世界でも似たようことはある。


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