忍者ブログ
市民地質学者が地球に関連した話題を提供するブログです.
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

 広島,長崎の原爆に関連してテレビでの報道が多くなされている.そんな中で気になることがある.それは,最近,学校において被爆者体験談を聞く機会が急速に減っているという報道である.被爆者が高齢化しているというのが一つの理由だが,これは理解できる.しかし,もう一つの理由が気になるのである.曰く,「敗戦から長い年月がたち今の子ども達は戦争については実感がなくなっている.したがって,そのような子ども達に原爆の悲惨な事実をそのまま伝えても良いのだろうか?子どもにとってトラウマになってしまうのではないか?子ども達には残酷な話を聞かせたくない」.こんな意見を教育現場の教師が言っているのである.

 正直とんでもないことを言っていると感じた.人間は戦争という場では,どんな酷いことをしでかすのか.そのような人間の暗部を,子どもの時から知るべきだと思う.真実を知って,それをきちんと理解し,自分の生き方に活かせるような強い子どもを育てるのが教師ではないのかと思う.教師自体が弱体化しているのだろうか?被爆体験者の話はいろいろな形で子ども達につたえなければならない.そうでないと,将来戦争をしてしまう人間を作ってしまうのではないかと心配である.

 戦後70年,政治,教育,科学,技術などさまざまな面で,倫理的な劣化が起こっていると思うことが多い.気持ちの悪い時代になりつつあると感じる.

拍手[4回]

PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
カレンダー
07 2017/08 09
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
フリーエリア
最新コメント
[12/18 J.H]
[10/21 J.H]
[08/10 asM]
[06/29 幸田商店]
[04/16 鈴木]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
天野一男
性別:
男性
自己紹介:
☆茨城大学理学部:教授
☆茨城県北ジオパーク推進協議会・運営委員会:委員長
☆日本地質学会ジオパーク支援委員会:委員長
バーコード
ブログ内検索
P R
アクセス解析
カウンター

Copyright © [ ジオフォーラム2010 ] All rights reserved.
Special Template : 忍者ブログ de テンプレート and ブログアクセスアップ
Special Thanks : 忍者ブログ
Commercial message : [PR]