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市民地質学者が地球に関連した話題を提供するブログです.
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6月22日のブログに書いた、「風が吹けば桶屋が儲かる」話のつづき。

このたぐいの”論理”が展開されることが地球科学では多いと書いた。
特に地球温暖化に関連した議論で目につくような気がしている。

そこで、「多数作業仮説(multiple working hypothesis)」。
作用している要素が多くて、どの要素が決定的にきいているかどうか分からないような複雑な現象(例えば地球温暖化)については、この方法を採らないと「風桶」話になってしまうという恐ろしい話。
上の様な現象を解析する際には、最も聞いていそうな要素を選んで仮説を作る。
次には、この仮説になるべくあわないようなデータを収集する。
そうすると、最初の仮説はつぶれてしまう。
そこで、今度は、それらのデータを説明できる仮説を作る。
そして、それにあわないデータを収集。
・・・・・・
・・・・・・
この作業を繰り返していくと、真実に近い仮説を作ることができる。
という筋。

せちがらい昨今だと、こんなことはやっていられないので、第一ステップで結論をだして、それでおしまい!!??
これでは、地球を相手にはできません。

**********************
先日、下のような本を読んだ。
ドキッとした。
若いとき読んで、それなりに感動した本が軒並み滅多切り。
「目から鱗」どころか、目玉そのものが落ちてしまう!

この本の79ページ。
人文・社会科学でも、上と同じようなことがある。
ローラー作戦『ある仮説を立てて文献を次々と読んでいくと、その仮説が崩れることがある。そこでまた新しい仮説を立てても、さらに読んでいくとまた崩れる。』

必ずしも、全く同じ話というわけではないが、似ている。

**********************

調査は少ないほうが、大胆な仮説がたてられる!!??
皆が気づいていながら、目を背けている所。

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