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市民地質学者が地球に関連した話題を提供するブログです.
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私が学生のころの大学の講義は,実におおらかなものであった.
休講も多く,学生はそれに対して文句を言うことも無かった.
黒板には一言も書かず,プリントも無く,教員がひたすら話すといった講義も結構あった.
1年生の第一回目の講義にいきなりシュレジンガーの波動方程式が出てきて,ただただびっくりしてしまったことも覚えている.

最近は,大学の講義に対する要求も高くなっている.
シラバスは学生との間の契約であるから,その通りに講義は展開されなければならない.
分かり易い組み立てをせよ.
当然だと思う.

しかし,時々思うことがある.
それは,昔も今も変わらないこと.
それは,良い教育は,学問に対する真摯な姿勢を持った教師と,学問へのモチベーションと主体性を持った学生が出会うところで成立するということである.
最近,これが成立していないと感じ,いらだつことが多い.

「最善の教育というものは,いい学生といい教師との間に,直接の特別のつながりがある場合-学生が考え方を論じ,ものごとについて考え,ものごとについて語る-そういう場合にのみ可能だということを認識するほかはないと考えている.」(ファイン物理学Ⅰ ファインマン序)

お盆すぎには,心機一転,がんばろう.

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8月8日に前期最後の講義(補講)をしました.
8月8日は私の誕生日で,ついに63歳になりました.
自分がこんな歳になるなんてなかなか実感がわきませんが,時間だけは確実に過ぎていきます.
42歳で無くなった父親より20年以上も生きていることを考えると感無量です.

講義では,出席していた学生が拍手してくれました!
その学生の中には私より年上の聴講生も2名いました!
これも感動でした.

63歳になって,若かったころを思い出して話をしました.

主旨:人の言うことを無批判に信じるな.その人がどんなに権威のある人であっても・・・
オリンピックで日本のサッカーは大活躍でした.
国際的に活躍している選手も沢山います.

高校時代(今から45年以上前),サッカーをやっていた時に聞いた話.
「日本のサッカーは決してヨーロッパのサッカーにはかなわない.理由は文化の違いである!」
文化人と称するひとが,このたぐいのことを最近まで言っていました.
でも,これはウソでした!!!
冷静に考えればあたりまえです.

これと同じことは,研究にも言えます.
日本の地質学は欧米に勝てない.私
の学生時代,こんなことも良く言われていました.
今、若い研究者は国際的に大活躍していることをみると,これもウソ.

自分を信じて,世界に通用する力をつけること.
これが,学問の分野でも大切です.

こんな話をしました.

私には残された時間はあまりありませんが,弟子達が活躍できるよう全面的に全力で援助していきたいと,改めて思っています.
若い力を信じて・・・・・
63年間生きてきて,私が得た宝物は優秀な弟子達です.
あらためて,思いました.



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大学院のH君とグリーンタフの従来の研究を総括し,新たな研究を展開するためのセミナーを開始した.
日本列島形成の謎をとくためのキーポイントとなるはず.
必ず新しいものを出すという意気込みはいつまでも失わずに頑張ろうと思う.

写真は大学前のK酒店の自動販売機の土台.
これは典型的グリーンタフの大谷石でできている.
緑のパッチは軽石,中に入っている角礫はデイサイトである.

先日,テレビで日光金谷ホテル本館のバーの名前が「デイサイト」であることが放送されていた.
多分,壁がグリーンタフなのだと思う.
デイサイトに囲まれてジャズを聴きながら飲む酒はさぞかしうまかろう.
我々のプロジェクトが成果をあげたら,ここで祝杯だな.


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今日は、1年生のガイダンスでした。
若々しい学生達を見ているとこちらも力がわいてきます。

その新入生への私のことばは、
「楽しく学問しましょう!」でした。

古いと言われるかもしれませんが、私は大学は学問するところだと思っています。
自分をめいっぱい解放して、学問を楽しんでほしいと思います。
いやいややったり、強制されてするのは学問ではありません。
自由にする学問は楽しいんです!

今の大学は大衆化して学問どころでは無いという人もいますが、大学の原点は学問です。
そして、学問を楽しむためには、知性と豊かな感性を磨くことです。

今日のガイダンスでは言わなかったことで大切なこと。
「権威におもねたり、追随するな」
私が大学に入学したころ、ある先生にいわれたことです。
常に批判精神をもって研究にはげめという趣旨でした。
批判精神の無いところに新しい道は開けません。

せっかく大学に入学したのですから、新しい知の世界をめざしましょう。

こんな気持ちを持った学生とはとことんつきあいますよ!!

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☆茨城大学理学部:教授
☆茨城県北ジオパーク推進協議会・運営委員会:委員長
☆日本地質学会ジオパーク支援委員会:委員長
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