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市民地質学者が地球に関連した話題を中心として様々な話題を提供するブログです.

折々のおちぼ拾い1

朝日新聞の1面左下にある、鷲田清一氏の『折々のことば』を時々読んで楽しんでいる。

楽しみながら、ふと私もやってみようかなと思い立った。

『折々のことば』では剽窃になってまうので、遠慮して『折々のおちぼ拾い』としてみた。
 

まずは、第1号。

********

The degree of emotion displayed by a debater, observes Bertrand Russell, is a direct indication of his lack of knowledge of the subject at issue. (訳)議論している者が示す興奮の度合いは、論じている問題についての知識の欠如を示す直接の指標である、とバートランド=ラッセルは言っている。』[赤尾好夫編(2019復刻版)英語の綜合的研究.旺文社, 672pp.

 マスコミでの議論を聞いていて、論者達はなぜあんなにあつくなるのだろうかと時々思っていた。どこかうさんくさいなと感じていた。この言葉を読んで、これ当たりかなと感じた。昔の高校の英語教材には、この類のものが結構多かった。当時高校生の私は、それが鼻についてたまらなかったのだが・・・

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本ブログはしばらく休止していましたが、再開します。

ここでは、社会への情報の発信、評論などを中心に掲載していく予定です。

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大学の英語教育がAIの進化とともに大きく変わるのではないかという意見を通信159に書きました。

最近、私は、英語教育だけでなく大学そのもののあり方が、AIによって変わる可能性があると考えています。
ある専門家は、AIの進化によって失われない職種の第一番目に大学教員をあげていました。

でも、最近、別の専門家は研究者のかなりの部分はAIに取って変わられるかもしれないと主張していました。

そんな中で、AIに負けない分野は「考古学」だと言うのです。
データそのものがアナログ的でなく、AIのアルゴリズムでは分析できないからだそうです。

これが本当ならば、フィールドジオロジーは大丈夫かもしれません!?
フィールドジオロジーが分析的でない、あるいは現代科学的でないということかもしれませんが・・・
今でもフィールドジオロジスとは、ハンマー片手に山を歩いているのですから。

大学教員の講義の部分は、たぶんAIにとって変わられるかもしれません。
それも、かなり早い時期に・・・

※ 面白い動画を見つけました。
英語ですが、日本語訳を引用しておきます。
チョット怖いですよ。

++++翻訳引用++++
スズメ の 村 の、 終わり が 見え ない 物語  

村 の スズメ たち にとって は 巣 作り の 季節 で あっ た。 彼ら は 幾日 もの 間、 毎日 休む こと なく 長い 時間 働き つづけ た。 そして、 黄昏 の なか、 さえずり ながら 体 を 休め て い た。
その 時、 一 羽 の スズメ が つぶやい た。
「われわれ スズメ は、 体 も 小さい し 力 も 弱い。 もし フクロウ が ここ に い て、 巣 作り を 手助け し て くれ たら、 われわれ の 人生 は どれ だけ 楽 に なる だろ う」 
「本当に そう だ。 ここ に フクロウ が いれ ば、 年寄り 連中 の 手助け をさ せ たり、 子供 たち の 面倒 を 見 させる こと も できる」。 別 の スズメ が 相槌 を 打っ て 続け た。
「賢い アドバイス を もらう こと も できる。 それから、 ネコ の 見張り をさ せる こと だって できる」。 もう 一 羽 が 言っ た。  
そこで、 長老 スズメ の パスタス が 口 を 開い た。
「たとえば、 四方 に スカウト を 放ち、 みなし ご の 子 フクロウ が どこ かに い ない か、 探し て みる という 話 は どう だろ う。 卵 だって いい。 フクロウ が だめ なら、 カラス の 雛 でも、 イタチ の 赤ん坊 でも かまわ ない。 もし この 計画 が 成功 すれ ば、 われわれ にとって 最高 の 話 だ。 少なくとも、 あっち の 向こう に、〈 食 無尽 大 穀 殿〉 が 建っ て 以来、 最高 の 話 だ」 
長老 パスタス の 言葉 に スズメ たち は みな 拍手喝采 し、 声 を 張り上げ さえずっ た。 
しかし、 片目 で 気むずかし 屋 の スクロンクフィンクル だけは、 長老 の 話 に 納得 し なかっ た。 そして、 次 の ご とく の たまわっ た ─ ─「 これ は 間違い なく、 われわれ を 破滅 へと 導く 話 だ。 フクロウ 探し を 始める 前 に、 フクロウ を 飼い なら し、 手 な ず ける 方法 を 考え て み ては どう だろ う」。
「フクロウ の 卵 を 見つける こと で すら 難しい。 なのに、 フクロウ を 手 な ず ける なんて、 難し すぎる こと だ。 だから まず、 フクロウ を 育てる こと から 始めよ う。 そして、 うまく 成長 さ せる こと が でき たら、 お前 の 提案 に 挑戦 し て みよ う では ない か」。 長老 が 答え た。
「あんた の 計画 は おかしい!」。 スクロンクフィンクル は 大声 で 反対 し た。 だが、 無駄 だっ た。 スズメ の 仲間 たち は、 長老 の 指示 に従い、 二、 三 羽 の スズメ を 後 に 残し、 あっち の 方向 こっち の 方向 へと 飛び 去っ て しまっ た からで ある。
  残さ れ た スズメ たち は、 どの よう に すれ ば フクロウ を 飼い なら し、 手 な ず ける こと が できる かを 自分 たち で 見つけ出そ う と し た。 しかし、 彼ら は すぐ に、 長老 パスタス が 正しい こと を 悟っ た ─ ─ それ は あまりに も 難しい こと だっ た ので ある。 実物 の フクロウ が いれ ば、 それ を 実験台 に いろいろ 試せる だろ う が、 それ が い ない の だ から、 なおさら 難しい。 それでも 彼ら は、 力 の 限り ひたむき に 試み つづけ た。 自分 たち が、 フクロウ の コントロール 問題 を 解決 できる よりも 前 に、 仲間 の 誰か が、 フクロウ の 卵 を 抱え て 戻っ て くる こと を 心配 し ながら。
この 物語 の 終わり は、 どういう 終わり に なる のか。 それ は 誰 にも 分から ない。 しかし、 著者 は、 片目 スズメ の スクロンクフィンクル に、 そして、 彼 と 一緒 に 努力 し た 数 羽 の 仲間 たち に、 本書 を 捧げ たい。

ニック・ボストロム. スーパーインテリジェンス 超絶AIと人類の命運 (Kindle の位置No.8-34). 日本経済新聞出版社. Kindle 版. 』

YOUTUBE.COM
Nick Bostrom prefaced his 2014 book SuperIntelligence: Paths, Dangers, Strategies with a chilling parable illustrating how foolhardy humanity's pursuit of st...

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 大学の教養課程の英語教育については、私の学生のころから批判があった。何年も英語を勉強してきたのに、一向にしゃべれるようにならないではないか。もっと実用英語を教育すべきだというのが趣旨だった。そして、決まり文句のように、教養課程の英語授業でシェークスピアなんかやるからダメなんだと言われた。正直、私もそう思っていた。

 ここ数年、大学だけでなく中高もふくめて日本の英語教育はおかしいのではないかと思い始めている。大学入試にTOEFLを導入したり、大学教育でもTOEFLの得点向上を目指したりしていることに、疑問を感じはじめている。

 そのきっかけは、AIの進歩により自動翻訳ができるのはそう遠い将来ではないというニュースを耳にするようになったからである。自動翻訳はそう簡単ではないという専門家もいるが、AIの今の進展をみていると自動翻訳の確立はそう遠くは無いと感じている。

 自動翻訳ができれば、いわゆるコミュニケーションのための英語は時間をかけて勉強する必要はなくなる。自分の経験でも、欧米帰りの研究者に英語でペラペラやられると、その内容はともかくとして一方的に圧倒されてしまうことがあった。くやしくて、自分も英語ペラペラになりたくて、高額の英会話教材を買ってしまったりしたのであった。これからはこんなことは無くなるのではないかと思う。

 今後、翻訳はAIに任せることにすると、英語の勉強の目的はなんだろうか?それは英語使用社会の背景の文化を理解することにあると最近思うようになった。先日の講演でも、「国際会議の席上でシェークスピアから片言隻句が引用できなんてことができたらすばらしいでしょう」と話したが、どこまで理解いただけたかは分からない。中身の無いペラペラ英語は植民地英語だと思うといいたかったのだが・・・。

 因みに私が受けた教養部の英語授業の教材は、バートランドラッセルとオルテガ(英訳)だった。深志高校の英語の副読本は、チャーチルの「我が半生」だった。今になってみると、これらは良い授業だった。

 改めてこんな事を書いたのは、内田 樹氏の外国語学習についての意見をネット上で読んだからである(リンクページ参照)。英語を含め外国語学習については、文科省や英語教師にだけ丸投げするのではなく、市民として考えを発信しなければいけない時期ではないだろうか?

 内田 樹氏の私の英語教育に対する考えを整理するのにたいへん役にたった。
中でも、次に引用する部分は強く同意できる記述である。

[引用]
『今の日本の英語教育において、目標言語は英語だけれど、目標文化は日本だということです。今よりもっと日本的になり、日本的価値観にがんじがらめになるために英語を勉強しなさい、と。ここにはそう書いてある。目標文化が日本文化であるような学習を「外国語学習」と呼ぶことに僕は同意するわけにはゆきません。』

『植民地では、子どもたちに読む力、書く力などは要求されません。オーラルだけできればいい。読み書きはいい。文法も要らない。古典を読む必要もない。要するに、植民地宗主国民の命令を聴いて、それを理解できればそれで十分である、と。』

『植民地の子どもが無教養な宗主国の大人に向かってすらすらとシェークスピアを引用したりして、宗主国民の知的優越性を脅かすということは何があっても避けなければならない。』

BLOG.TATSURU.COM
2018年6月12日に「文系教科研究会」というところで、私立の中学高校の英…

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天野一男
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男性
自己紹介:
☆茨城大学名誉教授
☆東京大学空間情報科学研究センター・客員研究員
☆日本大学文理学部自然科学研究所・上席研究員
☆一般社団法人日本地質学会理事,ジオパーク支援委員会・委員長, 
 技術者教育委員会・委員長
☆茨城県北ジオパーク推進協議会顧問
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